こんにちは、当サイトの管理人です。
今回は、柴犬のしつけに関する体験談をご紹介します。
しつけ方法や、その効果などがわかる体験談です。
赤ちゃん犬の柴犬が我が家にやってきた
静岡県沼津市に在住、57歳の専業主婦です。
10月に14歳になる柴犬と暮らしています。
愛犬は、生後2カ月足らずで我が家にやってきました。
夫が何の相談もなく、サプライズ的にペットショップから迎えたコである上、私自身は犬との暮らしが初めてなので、すべてが戸惑うことばかりでした。
飼うための心構えもなければ、子犬が生活を始めるための準備もありません。
あるのはペットショップから購入した、しばらくの間のペットフードのみ。
子犬は初めての夜を、急ごしらえのダンボール箱のベッドで過ごすしかなかったのです。
夫の身勝手な行動に怒りを覚えたものの、既に小さな命を預かってしまったわけで、とにかくドタバタの状態ながらも新しい生活が始まりました。
それに何といっても無条件に愛らしい子犬の姿に、私はメロメロになってしまったのでした。
初めてのしつけで戸惑いながらも散歩デビュー
不本意な形でスターとした犬との生活ですが、小さくとも大切な命を預かるわけですから、まずは情報収集に努めました。
当時は近所に犬を飼っているお宅が少なく、相談する相手もありませんでした。
おまけに、どうやら向こう三軒は動物、特に犬嫌いのお宅であることも判明しました。
幸い自宅の敷地に少し余裕があるので、鳴き声などでご迷惑をかける心配はなく、ワクチン接種前でしたので、散歩は自宅の庭で十分でした。
しかし、これが後々になっての問題の元になってしまったのです。
予防接種を済ませると、いよいよ本格的な散歩デビューです。
ところが、前述の通り散歩友達もなく、犬嫌いのご近所への遠慮もあり、愛犬の散歩にはなるべく人に合わないコースや時間帯ばかりを選んでいました。
しかし後に、このことが犬の問題行動の原点になってしまったのです。
しつけ方を間違え、犬も人も苦手なコになってしまった
いわゆる「犬のしつけ本」で「子犬の時期に社会性を身につける」重要性が書かれているのは認識していたものの、日々の世話が精一杯の私がこの言葉の本当の意味に気付くのは、もっとずっと後、一歳を超えてからの事でした。
その頃には愛犬は、人も犬も苦手なコになってしまったのです。
出先で他の犬と挨拶をかわすことができず、威嚇したり吠えたり時には攻撃的な行動に出ます。
撫でてくれようとする人にも咬みつきそうな態度をとることも・・。
これらはすべて社会性がないことが原因です。
攻撃的な行動をとることも、臆病で用心深い性格に因る場合が多いようです。
私がもっと大らかに接していたらと悔やまれました。
愛犬の散歩仲間を作るためにまずは飼い主が動く
スタートは遅れたけれど、後悔しているばかりでは何も進みません。
愛犬にはもっと犬らしい幸せな生活をさせてあげたいと思い、まずは散歩仲間を作ることから始めました。
普段のコースを変えてみると、私自身の気持ちも新鮮になります。
早朝の散歩で一緒になるワンちゃんが、とても穏やかなシニア犬で飼主さんに思い切って話しかけてみました。
飼い主同士が落ち着いて話しているのは愛犬にも伝わるらしく、間もなく犬同士も穏やかに接することが出来るようになりました。
そのワンコと出会ったのが愛犬3歳の頃。
残念ながらそのワンコは2年前に旅立ってしまいましたが、今ではそのコの繋がりで出会った友達犬と、夕方の散歩を楽しんでいます。
無理矢理しつけ方法を考えるのではなく愛情を持って接すること
10年以上一緒に暮らしてみて思うのは躾は一生のことだなということです。
犬がシニアになって全く問題行動が無くなったわけではありません。
しかし「こうあるべき」とか「こうでなければ」と考える必要はないと思うのです。
犬は飼い主のことをよく見ています。
私たちが愛情を持って接することが何よりで、何歳になっても犬は察したり学習したりしてくれるという事です。
あと何年一緒にいられるまか、また介護を経験することにもなるのでしょうが、犬と共に成長していけたらと思っています。
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今回の体験談は以上になります。
当サイトでは、他にも多くの方の体験談を掲載していますので、そちらも参考にしてみてください。
ちなみに、管理人が一番参考にしているのは、世界で活躍するドッグトレーナー森田誠さんのしつけ法です。