トイプードル

こんにちは、当サイトの管理人です。

今回は、トイプードルのしつけに関する体験談をご紹介します。

しつけ方法や、その効果などがわかる体験談です。

 

人間を信用していないビビりのトイプードル

私は東京都渋谷区に住む30代女性で、3歳になるトイプードルを飼っています。

友人の飼っていたトイプードルを旅行のたびに預かったりしていたのもあって、旦那がトイプードルを飼いたいと言い出し、里親サイトから調べて引き取って来ました。

しかし、異常なほどのビビり君。

触ろうものならグレムリン並みの顔で噛みついてこようとするほど凶暴さ。

里親に出した元々の飼い主は、娘さんがペットショップから購入されたそう。

しかし、彼女の持病が悪化されたとかで面倒を見切れなくなって、ご家族のお母さんとお兄さんが面倒を代わって見ていたのですが、なかなかなついてくれず、噛みついてきたり、散歩もまともにできなかったとのことでした。

友人から預かっていたトイプードル君は気が強い子でしたので、しつけをしようものならウーっと牙を向いてきたりしてきては、首根っこを押さえて“ダメ”とやって、ダメなものはダメと教えていました。

今回引き取った仔は友人の仔と違って人をまず信用していないので、信用してもらう事と、しつけに関しては相当な時間がかかるだろうなと覚悟をしていました。

でも時間をかけてでも友人の仔と同じようにしつけをする覚悟はできていました。

 

まずは家族を信用してもらうためのしつけ方から

私がどんなにしつけをしたとしても、家族の誰かが甘やかすようであれば、しつけは出直し状態になると本やインターネット、人から聞いていました。

なので、なんのためにこのしつけが大事なのか、家族にも理解してもらう時間も何度も作りました。

ゲージを置く場所は、私たち家族を信用してもらうために、家族がよく出入りするリビングの真ん中に置きました。

信用してもらえるまで、かまうことは一切しませんでした。

1ヶ月経つと少しずつゲージから出る時間も増えてきました。

甘えたいときにはこっちに来ますが、手を伸ばそうとすると警戒してピョンと後ずさりするので、顔を同じ目線に下げて、向こうから寄ってくるのを待つことにしました。

警戒しながらこちらに来て、安心するとお腹を見せて撫でさせてくれるようになりました。

そこに行きつくまでに3ヶ月ほどかかりました。

 

主従関係をはっきりさせるしつけ方法

一緒に生活して思ったのは、小さい赤ちゃんと一緒で、眠いときや邪魔されたくないときにかまおうとすると、牙を剥き出しにしてアピールします。

でも、ウーッ!!とする行為がダメだと教えるために、止まるまで「ウー!はダメ」と上の目線から伝え続けます。

ゲージの中だと守られてると思っているので、ゲージの外にいるより強くなります。

なので、もしゲージの中で唸り続けるようであれば、ゲージを外します。

そうすると守られるものがないので、一瞬でおとなしくなります。

それでも唸りが止まらないときは首を押さえつけます。

誰がボスなのかを教えないといけません。

唸りが止まればとても褒めます。

 

家族以外の人間にも慣れてもらう為に…

ウチの仔の場合は究極のビビリなので、人になつくことがとても難しい問題でした。

元々の飼い主さんのお宅は人の出入りがほとんど家族だけ。

外にお散歩に出ても、言う事を聞くどころか、歩かない事も多かったそうなので、私はできるだけ人に慣れてもらうため、たくさんの人に家を出入りしてもらいました。

吠えたら落ち着くまで「ダメ」「大丈夫だから」「NO」と伝えます。

月に何度か友人らを自宅に呼んで、ご飯をしたり。

半年過ぎてからはウチに来る友人らにはだいぶなついてくれるようになりました。

そしてひとつ気づいたことがありました。

1度会った人は覚えているらしく、2回目に顔を合わせると頭を撫でさせてくれるどころか、お腹を見せるようになりました。

 

お散歩でつけの練習をしてリーダーウォークに気をつける

お散歩も最初は家の近所を5分だけ。

オシッコやウンチができると大げさに褒めます。

お散歩中は先に歩かせるといろいろな問題が起こると本やテレビ、人から聞いていたので、リーダーウォークは最初から気を付けて教えこみました。

最初はリードを短く持って隣を歩いてもらい、慣れてくるとリードがたるんだ状態でも隣を歩くことを教えるために、私より先に行こうものならリードをクイっと引っ張ったりして不快感を与えて隣を歩かせました。

慣れるのに時間がかかると覚悟をしていたものの、3ヶ月ほどで隣を歩くようになりました。

お散歩コースも同じところを毎回周っていると、動物の本能で縄張り意識が強くなるらしく、他の動物に会うと吠えたりするんだとか。

知らない道を通ることで犬の意識が変わり、ご主人様を頼ることでどちらが上なのか改めて教えることもできるとペットショップの店員さんから旦那が聞いてきたそうで、月に何回か旦那が大幅にお散歩コースを変更しています。

ウチの仔は相変わらずビビリ君なので、他の動物が近くを歩くもんなら、自分の空気を消しています。

それでも近づかれると逃げ腰になるだけですが、たまに吠えたりもしますが、散歩コースを大幅に変えることを増やしてから、吠えることは激減したかな?と感じます。

 

根気よくしつけして言葉も理解してくれる様になった

子供に接する感じで話しかけたりしていたら、日本語も覚えるようになりました。

たとえば「お水飲んで」と言えば飲むようになりましたし、「ご飯食べる?」と言うと、ゲージにダダダーッと走って、ビシッとお座りをしてペロペロと舌を出して待つようになりました。

「お散歩いく?」と言えば、異常なほどくっついてきて行きたいアピールをします。

引き取って1年が過ぎた頃くらいには、ゲージにかけている散歩バックをカリカリして連れてけアピールをするようになりました。

「お散歩行きたいの?」と聞くと寄ってきてお腹を出してアピールします。

お昼時の暑いときには「アスファルトが熱いから今はお散歩行かないよ。涼しくなったらお散歩行くからもう少し待ってて。」と伝えると渋々と納得して、切ない顔で伏せをします。

引き取ってから約2年ですが、当初を振り返るとずいぶんと変わりました。

しつけも根気よく。

日々の生活ひとつひとつが大切だと感じています。

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今回の体験談は以上になります。

当サイトでは、他にも多くの方の体験談を掲載していますので、そちらも参考にしてみてください。

 

ちなみに、管理人が一番参考にしているのは、世界で活躍するドッグトレーナー森田誠さんのしつけ法です。

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