ダルメシアン

こんにちは、当サイトの管理人です。

今回は、ダルメシアンのしつけに関する体験談をご紹介します。

しつけ方法や、その効果などがわかる体験談です。

 

生後4ヶ月のダルメシアンを育てる

広島県福山市神辺町に住む47歳の女性です。

関西地方で働いていたのですがストレスで心身症を患って一人暮らしができなくなり、やむなく退職して帰郷しました。

それをきっかけに初めて犬を飼ったのです。

運動不足解消のためもありますが、主にコンパニオンドッグとしての心のなぐさめを求めてのことでした。

犬を飼うにあたって自分にどんな犬種が合っているのか、いろいろな本を読みあさって研究しました。

準備万端で迎えたのが4ヶ月のダルメシアン犬のメスです。

短毛のため世話がしやすいこと、運動能力が高く一緒に散歩するのに適していること、性格がおだやかで人懐こいことなどからこの犬種を選びました。

しかし何といってもかわいらしいスポットのついた個性的な顔は、見ているだけで愛らしく心が満たされるようでした。

 

獣医さんのアドバイスでしつけを開始する

何もできなくてもそばにいてくれているだけでいいと思っていました。

そんな私が犬のしつけを始めるきっかけとなったのは、初めて健康診断に連れて行った時の獣医さんの言葉です。

「この子がもっと愛されるために、どんな人間ともとうまくやっていくルールを学ばせた方がいいですよ」とアドバイスされました。

先生が心から犬のためを思って下さっていることが伝わり、また読んだ本にもしつけについての記述があり必要なことだと納得して、その場でしつけ教室への参加を希望しました。

犬を迎えた直後ですから4ヶ月、人間年齢で6歳~7歳の頃、家でのしつけを始めました。

 

本通りのトイレトレーニングのしつけ方法を試す

まず最初に必要なのはトイレのしつけです。

これが本に書いてある通りにはなかなかうまくいきません。

おしっこの匂いのついた新聞紙をトイレに置いたり、何時間も一緒にいておしっこのそぶりをみせたら抱き上げてトイレに連れて行ったりと手当たり次第に試しましたが、結局最後まで教えることができませんでした。

非常に頭がいいことはわかっているのですが頑固なところがあり、イヤとなったら頑として拒否します。

おそらく犬を飼い慣れた方でしたら、うまく誘導できたのでしょう。

これはまったく飼い主が未熟なせいで、犬が悪いわけではありません。あきらめて外飼いとしましたが、今でも残念でたまりません。

 

しつけ教室に通い学んだ散歩の時のつけのしつけ方

本格的なしつけを始めたのは1年ほどたってからでしょうか。

かかりつけの動物病院が開催するしつけ教室に通い始めました。

1頭ないしは2、3頭のこじんまりしたクラスで、引っ込み思案な性格の愛犬にはありがたい環境でした。

まずビデオを見てできることを確認し、資格を持ったトレーナーの先生の指導で実際にしつけを学んでいくやり方です。

トイレで苦労したのがうそのように、ハンド、チェンジ、シット、ウェイトなどはあっというまに覚えてしまいました。

難しかったのが散歩の時、隣について人間に合わせて歩かせる訓練です。

お勧めされた専用のリードを購入し毎日装着して歩いたおかげか、1ヶ月ほどでマスターできました。

ビデオで見たアジリティー競技ができるほどになってくれたらと思っていましたが、残念ながらそこまでいかずにしつけ教室を終えました。

 

しつけを経験して意識が変わったのは犬ではなく人間

しつけをしてみてわかったことは、犬は人間によって態度を変えるものだということです。

同じ命令でも父のいうことは聞くのに私ではダメなことがたびたびありました。

きちんとしつけるためには飼い主が毅然としていなければなりません。

本気で犬の幸せを願うならかわいいからといって甘やかすばかりではなく、犬が人間社会で愛されるために厳しい態度で臨むことが必要だと感じました。

しつけを通じてこのように意識が変わったのは、犬ではなく人間の私の方でした。

そのことを勉強できたことも、しつけ教室に通ってよかったと思える大きな収穫です。

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今回の体験談は以上になります。

当サイトでは、他にも多くの方の体験談を掲載していますので、そちらも参考にしてみてください。

 

ちなみに、管理人が一番参考にしているのは、世界で活躍するドッグトレーナー森田誠さんのしつけ法です。

森田誠さんのサイトはこちら